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映画【僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE ヒーローズ:ライジング】感想と気になった点!

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拝啓 久々に映画見てきました。


そうです、【僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE ヒーローズ:ライジング】見てきました。
まず、最後に映画館に行ったのが前回のヒロアカ映画の時でしたので、約一年半ぶりぐらいです。

映画館は相変わらず空いておりました☺️


一切の事前情報を仕入れずに観に行きましたので、感想👇


※ ネタバレに関する部分がありますので、気をつけてください。


⭐️ 映画の大雑把な感想(ネタバレなし)

全体をまとめて言えば、すっごい週刊少年ジャンプしてました。
他のジャンプ作品より群を抜いて『友情』『努力』『勝利』が似合う作品です。
学校というテーマが良かったのか、主人公が無個性だったことが功をなしたのかわかりませんが、ジャンプ作品の代表格といえる作品になりましたね。

 

序盤、中盤での主人公こと緑谷出久と幼馴染兼ライバルの爆豪勝己のやりとりからの終盤での協力の仕方は良かった。原作を考えると本当に考え深い共闘でした。期末試験では散々だったもんな。

 

又二人だけで無くクラスメイトたちが各々の役割をもって“ヒーロー”としての行動を取っている所もよかったです。
常闇踏陰、轟焦凍、耳郎響香の三人は新しい能力を披露していたなという印象です。
特に轟くんなんかは原作よりも自身の氷の能力を理解して、其れこそ必殺技と呼べる使い方をしていました。
常闇くんは、これからアニメか原作でピックアップされそうな雰囲気ありましたね。これからダークシャドウをどう使いこなしていくのか楽しみです。

 

アニメでは先駆けでNo.2ヒーローホークスの登場。
声がつくとちょっと渋メンですね。あんまり若くない印象になりました。
デザインはこれから重要な人物になるんだろうな、と感じさせます。
アニメに繋げるための出演でしたので、特に個性を使っての魅せはなかったです。

 

 
⭐️細かいところのお話(ネタバレあり)

・担任の引率やプロヒーローの引率無し、仮免生徒のみでの離島実習
時系列を考えると爆豪&轟の仮免講習後、AB対抗戦前と考えた場合、ちょっと引率無しでの実習は軽率としか言いようがないです。
爆豪誘拐、オールマイトの引退、脳無によるエンデヴァー襲撃、これらの事件の後にプロヒーロー無しでの実習…しかも離島って流石に雄英おかしいだろう。そもそも林間合宿で散々バッシングを浴びた後だというのに結構余裕あるんだなと笑
映画のストーリーを考えると“プロ”が居てはあの熱い展開にはならなかったと思うので本編時系列上の別世界と考えた方がいいですね笑

 

・B型細胞の活性化という個性
敵はこの個性を狙って態々離島まで来たわけですが、個性に体がついていかないのであれば細胞でどうにかするのでは無く、エリちゃんの“巻き戻し”の個性を狙った方が良かったのでは……?
これは純粋にエリちゃんの存在を知らないorプロヒーローに匿われている状態では接触が難しいと考えれば狙わなかった理由も納得できますが、細胞の活性化とはピンポイントですね。

 

・敵のボスことナイン
天候を操る個性を持っていながら、博士の実験に協力して合計9個の個性を所有できる体になったクソ強ですが、実際は天候を操る個性を使うと体が耐えきれないという理由があり、今回の映画に繋がります。
脱走の経緯がちょっと雑です。死柄木弔側の狙いは恐らく“仲間に引き込む”“脳無の様に操れないのであれば適当に嗾ける“ぐらいの暴れてくれればいい程度の思惑だとは思いますが、プロヒーローが詰めが甘い。だから万年2位だったんだぞエンデヴァー。

 

・ワン・フォー・オール
ナインの圧倒的強さの前に、緑谷出久ことデクは爆豪に個性を譲渡する事にします。
展開的にはすっごい熱い展開ですし、これまでの二人の衝突を思うと涙がでますが、暫くして冷静になるといくつか疑問点が出てきました。

 

そもそも“爆破の個性”を持つ爆豪に譲渡した所でナインに対する決定打にはならないのでは。
ワン・フォー・オール自体未だ能力の全容が見えない個性で、緑谷出久は自身の身体能力強化として使っており、個性説明も“増強型”としか明記がないことから、爆豪に譲渡→爆破の個性が強化される?と考えました。しかし映像で見た感じでは“爆破”が強化された訳ではなく、身体能力の強化に使われた様に見えました。

 

力が倍増したって演出は必要だとは思うが、超サイヤ人状態にしなくてもよかった。
これすっごい残念でした。金髪の髪の毛トサカで風圧。強さの象徴だけど思わず笑っていまいました。
いやサイヤ人じゃん。え、デクそんな姿になったことなく無い?
終わった後後ろの男子高校生が、「そのうちフュージョンしそうだな!」と言ってたのがツボです。


・映画の敵の扱い
映画限定の敵としてナイン、スライス、キメラ、マミーと4人いました。

実質マミーは即退場。噛ませ犬どころじゃ無いレベルで終盤でどうせ出てくるという期待を裏切りました。鳥海……。

キメラはナインと同等レベルでの強さがありました。彼一人でも映画作れそう。
個性社会でもナイーブな部分。醜体に対する人間の当たりは個性社会でも変わらないみたいです。
最後の方はビーム吐いてました。天喰先輩の完全上位互換と言えますね。

スライスは個性も良いですが、身体能力も高めの女性です。ただし救助には向かない敵向けの個性。
残念な点は声でした。女優さんが声を当てていたのかどうにも馴染まず、敵に同情できなかったですね。
他の三人がよかったので余計に浮いてしまっていた印象です。ただしデザインは色っぽくて好き

 

結局ラスボスであるナインは出久&爆豪に負け、命からがら逃げた先では死柄木の個性で形も残らず消されてしまう訳ですが、このシーンはよかったです。
無論ナインが万全の状態で無かったのも有りますが、結局出久たちの敵は死柄木だと象徴する演出でした。どれだけ強い個性を持っていようと死柄木の個性を持ってすれば全て消滅させられる訳ですから……。

 

 


色々と愚痴愚痴描いていますが、原作ファンとしては非常に満足できる作品でしたし、それぞれのキャラクターの成長を見て胸熱でした。
全体的に良いところが多かったからこそ小さな所が気になってしまったんですよね。