覆水盆に返らずの言葉の美しさを知る
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拝啓、ズドラーストヴィ
さて、八月に入り昼夜問わず暑さが人間の限界を超え始めた今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
日中に外を10分歩くだけで背中に汗染みができてしまうため、恥ずかしさがありますが、どうしようもできませんね。
しかし、建物内は非常に涼しいためその温度差でさらに冷や汗がでるという悪循環に悩まされております。
そんな八月ですが、そろそろお盆になりますね。
みなさま【覆水盆に返らず】ということわざはご存知ですか?
もともとの意味合いは
一度離婚した夫婦は元には戻らない
- 覆水盆にかえらず。人倫は水のように自然のものなんだ。ひっくりかえって流れた水は、どう仕様もねえや。もっとも、自然に元へ集ってくれるなら、それも良しさね。(坂口安吾『街はふるさと』)
転じて
一度起きてしまったことは二度と元には戻らない
となっております*1
さて、なんでこのことわざを取り上げたかといいますと、わたくしが非常に好きなことわざだからです
いや、知らんわ。と思われましたか?
そういわず数分お付き合いくださいませ。
その意味合いはもちろん言葉の響きが非常にいい
溢れだした水は戻ることはない とどこかの表現で聞いたことがありますが、まさにそのとおりでありこの言葉の響きはそれを表す 哀愁と悲観 水と夏 うだるような暑さとお盆 などなどまさに人の哀しさを表してやまないと思っております。
無論、特に夏と関係のあることわざではありません。
盆って単語があるから夏を感じてるんじゃない?と思う方、その通りかもしれません。
ここで私の勘違いをお話しておきますとね
まだことわざの意味を知らなかった幼少期 覆水盆に返らずという単語を聞いた私はそれをお盆に意味する単語だと考えました。
(まさに盆という単語に引きずられましたね)
そして、お盆に墓参りにいったその帰り道はたと気づきました。
覆水盆に返らずとは一度死んだ人間は後悔しても戻ってこないことなんだと。
あちら側でぼんぼりを持って手招きしている彼女も、花の似合わぬあの男性も、どれだけ呼び込もうとも戻ることはない
ということを表した言葉なんだな…と思ったのです。
そしてこの勘違いは数年続きますがそこは割愛
まぁこのように勝手に勘違いしてそれが今も染みついているだけだと言われてしまえばそれまでですが、時代を感じる言葉ですよね
そもそも今の時代に覆水なんて思いつかんでしょう
水こぼれたわーですよ。良くて溢れた水
さて、だんだん何を書いてるのかわからなくなってきましたが、体調にはお気をつけて後悔せぬよう人生をお過ごしくださいませ。